SCGでMaverick優勝!
2014年12月8日 mtg自分の使うデッキが優勝すると、自分のようにうれしい。
しかし、青とコンボはびこる環境でよく勝ったと思う。
デッキリストを見た第一印象は、アンチシナジーぱねえ!
迷宮の霊魂←→森の知恵
ガドック←→ゼニス
確かに、ブレストジェイス巡航デッキ相手には、ガドック迷宮の霊魂は刺さると思うが、それ以外のデッキも一定数いるわけで、ここまで思い切った構成はなかなかできない。
非青のデッキ相手にはただの熊ではなく自分を苦しめる熊になるわけなので。
TOP16の顔ぶれは以下のとおり。
Maverick
U/R Delver------------------(4ブレスト、4Ponder、4ギタ調、4巡航、4FoW)
Burn--------------------------(4火炎破)
Elves-------------------------(4グリンパス、4幻想家、4ゼニス、4オーダー)
U/R Delver------------------(4ブレスト、4Ponder、4ギタ調、4巡航、4FoW)
Shardless Sultai-------------(4ブレスト、3Vision、1大梟、1Jace、1Dig、1巡航、3FoW、1虐殺)
BUG Delver-----------------(4ブレスト、3Ponder、4ギタ調、1森の知恵、2巡航、4FoW)
RUG Delver-----------------(4ブレスト、4Ponder、2ギタ調、4FoW)
Reanimator------------------(4ブレスト、3Ponder、4FoW)
Jeskai Stoneblade-----------(4ブレスト、4Ponder、4ギタ調、4巡航、4FoW、1バター、1評決)
Shardless Bant--------------(4ブレスト、4Vision、1Relic、1森の知恵、2ジェイス、4FoW、、1ミスディレ、1バター、1爆薬)
RUG Delver-----------------(4ブレスト、4Ponder、2ギタ調、4FoW)
U/R Delver------------------(4ブレスト、4Ponder、4ギタ調、4巡航、4FoW)
Jeskai Ascendancy Combo(4ブレスト、4ギタ調、4思考掃き、2留意、4ジェスカイの隆盛、4巡航、4FoW)
Miracles----------------------(4ブレスト、4独楽、2Relic、1Dig、2ジェイス、3FoW、4終末、2天使)
U/G Cloudpost--------------(4ブレスト、2ポンダー、1ウラモグ、2独楽、3Repeal、2巡航、2FoW、1爆薬)
カッコ内は迷宮の霊魂とガドックで止められるスペル。ガドックは赤文字。
……うん。この環境であれば、メイン入りも納得。
いや、改めて見てみると本当に青い環境だなあ。圧倒的4ブレスト率。
意外にもギタ調が多い印象。相手より早く巡航したいがためなのかな。
ギタ調&巡航はひとつのパッケージになっているっぽい。
ジェスカイの隆盛コンボはついにレガシーにまで進出してきて、正直驚き。
スポイラーが発表されたときにはジェスカイの隆盛なんて全く気付いてなかったから、自分の見る目のなさたるや。
ボックス買った後に巡航をお店のストレージに投げ込んだり、アホエピソードは色々あるが、それはまた別のお話。
さて、Maverickの話。
おそらく、McDarbyはスイスラウンド後半とSEは必ず青いデッキで溢れると考えて構築したと思われる。
スイス1~3回戦くらいまでは、ローグや非青のデッキと当たる確率はそれなりにあるが、それ以降は青いデッキとコンボで溢れるのが通常の流れなので、そのときに強い&勝てるデッキ構築をしたんだと思う。
土地構成で目を引くのは、2枚とられた魂の洞窟。
このカードは死儀礼以前のおば賛美時代のMaverickにはよく採用されていたが(そのときは専ら人間指定)、McDarbyの生物構成では共通する部族がないため、そのときに応じて指定することになる。
例えば迷宮の霊魂を通すためにSpirit指定すれば、通した後はただの無色地形になるため、後々の展開で支障となるリスクを負う。
そのリスクを負ってもなお、ヘイトベアーをカウンターされないで通せるメリットを選んで、2枚とったんだと思う。
あと、Top16を見ても分かるように最近不毛の大地が減ってきているのも追い風になったんだと思う。
魂の洞窟の枠は通常デュアランが入っているが、McDarbyはSavannahとBayouを1枚ずつ削って枠を空けている。
その結果、1Forest、2Savannah、1Bayou、1Scrublandという一昔前であれば考えられないような基本土地・デュアランの構成になっていて、カナスレなんかに不毛・もみ消しを一発でも食らったら即死しそうで怖い。
聖遺でサクれる土地もこの5枚しかないから、聖遺の起動には神経使いそう。
カナスレ意識するんであれば、CanopyとMarsh FlatsをSavannahとBayouに変えたほうがいいかもしれない。
生物構成は、4枚ずつ積まれた死儀礼、マザー、サリア、聖遺が基本骨格。
死儀礼でマナ加速しつつ相手の墓地を食べ、マザーでヘイトベアを守りつつ、サリアで相手の初動を遅らせ&不毛と組んで事故らせ、死儀礼&聖遺でゲームを終わらせる。
自分がMaverick組むときには、リンリン信者なのでサリア採用しないんだけど、序盤を重視するならサリアの方が上。
特に迷宮の霊魂やガドックのような他のヘイトベアを採用しているのであれば、それらと組み合わせたときに相乗効果があるので尚更。
しかし…考えれば考えるほど、よく勝てたなあと思う。
序盤で押さえ込めれば勝ちだけど、序盤を乗り切られたらカードパワー差で負けるのが確定だから、ストンピィ系のデッキに近い部分がある。
森の知恵やゼニスで若干右手依存を緩和しているとはいえ、相手がブレスト打つ前に迷宮の霊魂がいないといけないし、スペル連打される前にサリアがいないと話にならない。
相手が気持ちよく巡航した後に迷宮の霊魂引くとブチ切れそう。
状況に合わせたヘイトベアを事前に持ってこないといけないのに、ゼニスで肝心のサリアも迷宮の霊魂も探せないのが辛い。
自分は後半に引くヘイトベアが嫌で、序盤から後半まで強いリンリンをとって、トップが強い構成にしている。
しかし、トップ勝負でブレストポンダー擁する青に勝てるわけがないので、McDarbyのように序盤に相手を事故らせる構成にしたほうが勝率は高いんだろうなあ。
なんにせよ、Maverickはまだ戦えることが証明されて嬉しい。
今度のミリー杯はMaverickやな!
しかし、青とコンボはびこる環境でよく勝ったと思う。
Maverick
David McDarby
8th Place at StarCityGames.com Legacy Open on 12/7/2014
4:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4:《ルーンの母/Mother of Runes》
4:《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
2:《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
2:《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》
2:《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
1:《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
1:《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
4:《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
3:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3:《突然の衰微/Abrupt Decay》
4:《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
1:《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1:《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1:《森の知恵/Sylvan Library》
1:《森/Forest》
2:《Savannah》
1:《Bayou》
1:《Scrubland》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
3:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1:《湿地の干潟/Marsh Flats》
4:《不毛の大地/Wasteland》
2:《魂の洞窟/Cavern of Souls》
1:《地平線の梢/Horizon Canopy》
1:《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
1:《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1:《Karakas》
Sideboard
1:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
3:《思考囲い/Thoughtseize》
2:《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
2:《封じ込める僧侶/Containment Priest》
2:《盲信的迫害/Zealous Persecution》
1:《窒息/Choke》
1:《大変動/Cataclysm》
1:《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》
1:《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》
デッキリストを見た第一印象は、アンチシナジーぱねえ!
迷宮の霊魂←→森の知恵
ガドック←→ゼニス
確かに、ブレストジェイス巡航デッキ相手には、ガドック迷宮の霊魂は刺さると思うが、それ以外のデッキも一定数いるわけで、ここまで思い切った構成はなかなかできない。
非青のデッキ相手にはただの熊ではなく自分を苦しめる熊になるわけなので。
TOP16の顔ぶれは以下のとおり。
Maverick
U/R Delver------------------(4ブレスト、4Ponder、4ギタ調、4巡航、4FoW)
Burn--------------------------(4火炎破)
Elves-------------------------(4グリンパス、4幻想家、4ゼニス、4オーダー)
U/R Delver------------------(4ブレスト、4Ponder、4ギタ調、4巡航、4FoW)
Shardless Sultai-------------(4ブレスト、3Vision、1大梟、1Jace、1Dig、1巡航、3FoW、1虐殺)
BUG Delver-----------------(4ブレスト、3Ponder、4ギタ調、1森の知恵、2巡航、4FoW)
RUG Delver-----------------(4ブレスト、4Ponder、2ギタ調、4FoW)
Reanimator------------------(4ブレスト、3Ponder、4FoW)
Jeskai Stoneblade-----------(4ブレスト、4Ponder、4ギタ調、4巡航、4FoW、1バター、1評決)
Shardless Bant--------------(4ブレスト、4Vision、1Relic、1森の知恵、2ジェイス、4FoW、、1ミスディレ、1バター、1爆薬)
RUG Delver-----------------(4ブレスト、4Ponder、2ギタ調、4FoW)
U/R Delver------------------(4ブレスト、4Ponder、4ギタ調、4巡航、4FoW)
Jeskai Ascendancy Combo(4ブレスト、4ギタ調、4思考掃き、2留意、4ジェスカイの隆盛、4巡航、4FoW)
Miracles----------------------(4ブレスト、4独楽、2Relic、1Dig、2ジェイス、3FoW、4終末、2天使)
U/G Cloudpost--------------(4ブレスト、2ポンダー、1ウラモグ、2独楽、3Repeal、2巡航、2FoW、1爆薬)
カッコ内は迷宮の霊魂とガドックで止められるスペル。ガドックは赤文字。
……うん。この環境であれば、メイン入りも納得。
いや、改めて見てみると本当に青い環境だなあ。圧倒的4ブレスト率。
意外にもギタ調が多い印象。相手より早く巡航したいがためなのかな。
ギタ調&巡航はひとつのパッケージになっているっぽい。
ジェスカイの隆盛コンボはついにレガシーにまで進出してきて、正直驚き。
スポイラーが発表されたときにはジェスカイの隆盛なんて全く気付いてなかったから、自分の見る目のなさたるや。
ボックス買った後に巡航をお店のストレージに投げ込んだり、アホエピソードは色々あるが、それはまた別のお話。
さて、Maverickの話。
おそらく、McDarbyはスイスラウンド後半とSEは必ず青いデッキで溢れると考えて構築したと思われる。
スイス1~3回戦くらいまでは、ローグや非青のデッキと当たる確率はそれなりにあるが、それ以降は青いデッキとコンボで溢れるのが通常の流れなので、そのときに強い&勝てるデッキ構築をしたんだと思う。
土地構成で目を引くのは、2枚とられた魂の洞窟。
このカードは死儀礼以前のおば賛美時代のMaverickにはよく採用されていたが(そのときは専ら人間指定)、McDarbyの生物構成では共通する部族がないため、そのときに応じて指定することになる。
例えば迷宮の霊魂を通すためにSpirit指定すれば、通した後はただの無色地形になるため、後々の展開で支障となるリスクを負う。
そのリスクを負ってもなお、ヘイトベアーをカウンターされないで通せるメリットを選んで、2枚とったんだと思う。
あと、Top16を見ても分かるように最近不毛の大地が減ってきているのも追い風になったんだと思う。
魂の洞窟の枠は通常デュアランが入っているが、McDarbyはSavannahとBayouを1枚ずつ削って枠を空けている。
その結果、1Forest、2Savannah、1Bayou、1Scrublandという一昔前であれば考えられないような基本土地・デュアランの構成になっていて、カナスレなんかに不毛・もみ消しを一発でも食らったら即死しそうで怖い。
聖遺でサクれる土地もこの5枚しかないから、聖遺の起動には神経使いそう。
カナスレ意識するんであれば、CanopyとMarsh FlatsをSavannahとBayouに変えたほうがいいかもしれない。
生物構成は、4枚ずつ積まれた死儀礼、マザー、サリア、聖遺が基本骨格。
死儀礼でマナ加速しつつ相手の墓地を食べ、マザーでヘイトベアを守りつつ、サリアで相手の初動を遅らせ&不毛と組んで事故らせ、死儀礼&聖遺でゲームを終わらせる。
自分がMaverick組むときには、リンリン信者なのでサリア採用しないんだけど、序盤を重視するならサリアの方が上。
特に迷宮の霊魂やガドックのような他のヘイトベアを採用しているのであれば、それらと組み合わせたときに相乗効果があるので尚更。
しかし…考えれば考えるほど、よく勝てたなあと思う。
序盤で押さえ込めれば勝ちだけど、序盤を乗り切られたらカードパワー差で負けるのが確定だから、ストンピィ系のデッキに近い部分がある。
森の知恵やゼニスで若干右手依存を緩和しているとはいえ、相手がブレスト打つ前に迷宮の霊魂がいないといけないし、スペル連打される前にサリアがいないと話にならない。
相手が気持ちよく巡航した後に迷宮の霊魂引くとブチ切れそう。
状況に合わせたヘイトベアを事前に持ってこないといけないのに、ゼニスで肝心のサリアも迷宮の霊魂も探せないのが辛い。
自分は後半に引くヘイトベアが嫌で、序盤から後半まで強いリンリンをとって、トップが強い構成にしている。
しかし、トップ勝負でブレストポンダー擁する青に勝てるわけがないので、McDarbyのように序盤に相手を事故らせる構成にしたほうが勝率は高いんだろうなあ。
なんにせよ、Maverickはまだ戦えることが証明されて嬉しい。
今度のミリー杯はMaverickやな!
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