変異についての、ルール上の挙動について整理してみた。
自分自身あやふやだったのが、やっとスッキリした気がする。
公式のルール解説は、
◎タルキール覇王譚のリリースノート
http://wpn.wizards.com/sites/wpn/files/attachements/jp_mtgktk_faq_20140722a.docx
◎closet belief 2(testingさん)
http://74598.diarynote.jp/201409181613223719/
にありますので、是非見てください。
プレリ前に目を通しておくことをオススメします。
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Q1:
変異能力によって裏向きで戦場に出た 《アブザンの先達》
は、能力を持たないのに、そもそもなんで変異コストを払って表向きにできるの?
(長い間疑問に思っていたこと。)
A1:
ルール上では、裏向きのパーマネントを表向きにすることは、変異能力によってしているのではなく、特別な処理によってしている。
したがって、裏向きのパーマネントが能力を持っていなくても関係ない。
極論を言えば、表面が変異能力を持たない裏向きのパーマネントであっても、表向きにしようとすることはできる。(CR115.2bには"変異"という単語は出てこない!気付かなかった。)(→Q2)
Q2:
《蛙変化》を打たれて能力を失ったら、なんで表向きにできなくなるの
裏向きの 《アブザンの先達》に《蛙変化》を打たれたとする。
この場合でも、裏向きのパーマネントなんだから、特別な処理によって表向きにしようとすることはできる。
その際には、CR702.36dに従い処理を進める。
ところが、同CRの
"(そのパーマネントが表向きになった場合に変異コストを持たない場合、この方法で表向きにすることはできない。)"
という但し書きに引っ掛かるため、表向きにすることができない。
なぜなら、《蛙変化》によってそのクリーチャーは能力を失っているので、表向きになって位相が変わったとしても、やはり能力を失っており、したがって変異能力を持たず、変異コストが存在しないから。
南無。
もちろん、《蛙変化》でなくて《謙虚》でも表向きにできなくなる。
Q3:
《変身体の殺到》を使って、裏向きの 《アブザンの先達》を次のクリーチャーのコピーとした場合、 《アブザンの先達》はどういうクリーチャーになるの?
(a)裏向きの《賛美されし天使》(※変異コスト{2}{W}{W}を持つクリーチャー)
(b)表向きの《賛美されし天使》
(c)裏向きの《さまようもの》
(d)表向きの《さまようもの》
簡単に言えば、コピー元のクリーチャーが裏向きになっている状態になる。
つまり、支払うべき変異コストはコピー元のクリーチャーのそれであり、表向きになったときの特性値も同様。
(c)(d)の場合は、変異コストを持たないので、特別な処理によっては表向きにできない。
自分自身あやふやだったのが、やっとスッキリした気がする。
公式のルール解説は、
◎タルキール覇王譚のリリースノート
http://wpn.wizards.com/sites/wpn/files/attachements/jp_mtgktk_faq_20140722a.docx
◎closet belief 2(testingさん)
http://74598.diarynote.jp/201409181613223719/
にありますので、是非見てください。
プレリ前に目を通しておくことをオススメします。
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《アブザンの先達/Abzan Guide 》
{3}{W}{B}{G}
クリーチャー ― 人間・戦士
4/4
絆魂(このクリーチャーがダメージを与えると、さらにあなたはその点数分のライフを得る。)
変異{2}{W}{B}{G}(あなたはこのカードを、{3}で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの変異コストで、これをいつでも表向きにしてよい。)
Lifelink (Damage dealt by this creature also causes you to gain that much life.)
Morph {2}{W}{B}{G} (You may cast this card face down as a 2/2 creature for {3}. Turn it face up any time for its morph cost.)
Q1:
変異能力によって裏向きで戦場に出た 《アブザンの先達》
は、能力を持たないのに、そもそもなんで変異コストを払って表向きにできるの?
(長い間疑問に思っていたこと。)
A1:
ルール上では、裏向きのパーマネントを表向きにすることは、変異能力によってしているのではなく、特別な処理によってしている。
したがって、裏向きのパーマネントが能力を持っていなくても関係ない。
極論を言えば、表面が変異能力を持たない裏向きのパーマネントであっても、表向きにしようとすることはできる。(CR115.2bには"変異"という単語は出てこない!気付かなかった。)(→Q2)
Q2:
《蛙変化》を打たれて能力を失ったら、なんで表向きにできなくなるの
《蛙変化/Turn to Frog》A2:
{1}{U} (CMC:2)
Instant
Until end of turn, target creature loses all abilities and becomes a blue Frog with base power and toughness 1/1.
裏向きの 《アブザンの先達》に《蛙変化》を打たれたとする。
この場合でも、裏向きのパーマネントなんだから、特別な処理によって表向きにしようとすることはできる。
その際には、CR702.36dに従い処理を進める。
ところが、同CRの
"(そのパーマネントが表向きになった場合に変異コストを持たない場合、この方法で表向きにすることはできない。)"
という但し書きに引っ掛かるため、表向きにすることができない。
なぜなら、《蛙変化》によってそのクリーチャーは能力を失っているので、表向きになって位相が変わったとしても、やはり能力を失っており、したがって変異能力を持たず、変異コストが存在しないから。
南無。
もちろん、《蛙変化》でなくて《謙虚》でも表向きにできなくなる。
Q3:
《変身体の殺到》を使って、裏向きの 《アブザンの先達》を次のクリーチャーのコピーとした場合、 《アブザンの先達》はどういうクリーチャーになるの?
(a)裏向きの《賛美されし天使》(※変異コスト{2}{W}{W}を持つクリーチャー)
(b)表向きの《賛美されし天使》
(c)裏向きの《さまようもの》
(d)表向きの《さまようもの》
《変身体の殺到/Polymorphous Rush》A3:
{2}{U} (CMC:3)
Instant
Strive - Polymorphous Rush costs {1}{U} more to cast for each target beyond the first.
Choose a creature on the battlefield. Any number of target creatures you control each become a copy of that creature until end of turn.
簡単に言えば、コピー元のクリーチャーが裏向きになっている状態になる。
つまり、支払うべき変異コストはコピー元のクリーチャーのそれであり、表向きになったときの特性値も同様。
(c)(d)の場合は、変異コストを持たないので、特別な処理によっては表向きにできない。
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